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海外通販は何日で届く?──「◯日で届く」と言い切れない理由と、自分で読む方法

中国から日本へ何日で届くのか、実は公的機関は数字を公表していません。日本郵便が出しているのは日本から送る場合の標準日数です。では何なら分かるのか。追跡番号の見方と、税関で日数が読めなくなる場面を、日本郵便と税関の案内から整理しました。

2026-08-08 公開

注文ボタンを押したあと、いちばん気になるのは「で、いつ届くの?」です。

検索すると「だいたい7〜14日」といった数字がいくらでも出てきます。けれど、その数字の出どころを追いかけると、公的な裏付けのある数字にはたどり着きません

順に説明します。

結論:公的機関は「中国から日本へ何日」を出していない

日本郵便は「お届け日数表」を公開しています。ただし、その表の注意書きにはこう書かれています。

表中の日数は、郵便窓口にお出しになられたEMSが、名あて国・地域において配達・交付されるまでに要している一般的な日数を示しています。

郵便窓口にお出しになられたEMS、つまり日本から外国へ送る場合の日数です。海外から日本に届くまでの日数表ではありません。

しかも、その表で中国・香港の欄を見ると、日数の数字が入っていません。「詳細」というリンクになっているだけです。

🚨 「◯日で届く」は、誰も保証していません

同じページには、こう書かれています。

この表に書かれている数字は、配達に要する「標準日数」であり、配達日数そのものを確約するものではありません。

日本発の数字ですら「確約ではない」と断っている、ということです。

📘解説

お店の商品ページに出てくる「配達予定」は、そのお店の見込みです。公的機関が裏付けた数字ではないので、遅れても「話が違う」とは言いにくいのが実情です。

では、何なら分かるのか

分かることはあります。いま自分の荷物がどこにいるかを、自分で読むことです。

そのために最初に見るのが、追跡番号の形です。日本郵便はこう説明しています。

国際郵便物のお問い合わせ番号(追跡番号)は、【アルファベット2文字+9桁の数字+アルファベット2文字】で構成されています。この番号構成以外の番号(例:CNG+14桁の数字、LP+14桁の数字等)では、追跡照会はできません。

さらに、こうも書かれています。

普通扱いとする小形包装物等や税関告知書(CN22)に付定されたバーコード番号(Uから始まるもの 例:UL123456789JP)は追跡用バーコードではありませんので、この番号による追跡照会はできません。

番号の形 できること
英字2文字+数字9文字+英字2文字(例:LA123456789CN) 日本郵便の追跡サービスで調べられる
CNG+14桁、LP+14桁 など 日本郵便では調べられない。お店か配送業者へ
Uから始まる番号(例:UL123456789JP) 追跡用の番号ではない。調べられない

買う前にできること

発送方法を選べるなら、追跡できる形の番号が付くものを選ぶ。数十円〜数百円の差で、「どこにあるか分からない」状態を避けられます。

届かないときに誰へ聞けばいいのかは、荷物が届かないときの調べ方に手順としてまとめています。

日数が読めなくなるのは、たいてい税関から先

海を渡ったあと、荷物は税関を通ります。ここが日数のいちばんの変動要因です。

東京税関は、国際郵便で届いた品物の手続きをこう説明しています。

課税価格が20万円までの品物及び寄贈品については、特段の申告はいりません。税額は税関で決定します。最寄りの日本郵便株式会社から名宛人に直接品物が配達されますので、税金及び日本郵便株式会社の取扱手数料(合計30万円まで)を支払えば、その場で品物を受け取ることができます。

つまり、多くの個人輸入では、自分から税関に出向く手続きは要りません。玄関で税金を払えば受け取れます。

問題は、そうならない場合です。

なお、「外国から到着した郵便物の税関手続のお知らせ」という「はがき」が送られてくることがありますが、この場合には「はがき」で求められた書類を、その「はがき」に記載された税関へ郵送または持参する必要があります。

ここが「止まっている」の正体

はがきが届いたら、こちらが書類を出すまで先に進みません。追跡だけを見て待ち続けても動かないのは、たいていこの状態です。郵便受けを確認してください。

税金がいくらかかるか(1万円のライン、革製品やニット衣類などの例外)は、関税のしくみにまとめています。

「送料無料」は、総額が安いという意味ではない

日数と並んで誤解されやすいのが送料です。

  1. 送料無料でも、税金は別に発生することがある
  2. 玄関で払うのは税金だけでなく、日本郵便の取扱手数料も含む(税関の説明のとおり)
  3. 安い発送方法を選ぶと、追跡できない番号になることがある

比べるときは、送料と税金を足した総額で見るのが確実です。その出し方は総額で比べる方法にまとめています。

現実的な線引き

  • 急ぎのものは海外で買わない。日数を保証してくれる相手がいません
  • 無いと困るものも避ける。止まったときに代わりがありません
  • 待てるもの・壊れても困らないものなら、価格差の恩恵をそのまま受けられます

このサイトでは、同じ商品が各モールでいくらなのかを毎日記録しています。日数のことも合わせて、待てるかどうかで決めるのが現実的です。

まとめ

  • 🚨 「中国から日本へ◯日」という公的な数字は存在しない。日本郵便の日数表は日本から送る場合のもの
  • しかもその日数表は「標準日数であり確約するものではありません」と断っている
  • 分かるのは自分の荷物の現在地。まず追跡番号の形を見る(英字2+数字9+英字2)
  • CNG+14桁、Uで始まる番号は追跡できない
  • 20万円まで(手数料込み30万円まで)なら、玄関で払えば受け取れる
  • 🚨 税関から「はがき」が来たら、自分が書類を出すまで止まったまま
  • 「送料無料」と「総額が安い」は別。送料+税金で比べる

日数を約束してくれる人はいません。だからこそ、急がない物を選ぶというのが、いちばん確実な対策になります。


この記事は日本郵便および税関が公表している案内にもとづいて書いています。 制度・取扱いは変わることがあります。実際にご利用の前に、必ず出典の最新情報をご確認ください。

出典

制度は変わることがあります。実際のお手続きの前に、必ず出典の最新情報をご確認ください。

この記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、個別の助言ではありません。

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